
食品産業の未来が一堂に会する世界最大級の展示会「FOOMA JAPAN 2026(国際食品工業展)」。深刻な人手不足や原材料高騰に悩む飲食・惣菜業界において、今回大きな注目を集めていたのが、“串刺機のパイオニア”として知られるコジマ技研工業株式会社のブースです。
職人技や手作業に頼りがちだった「串刺し工程」を自動化・省力化する最新ソリューションについて、現地での展示の様子とともに詳しくレポートします。
■ なぜ今、串刺しの「自動化」が求められているのか?
焼き鳥、串カツ、うなぎの蒲焼、おでんの具材など、日本の食文化に欠かせない「串もの」。しかし、これらを1本ずつ手作業で刺す「仕込み」の工程は、以下のような多くの課題を抱えています。
- 深刻な人手不足・採用難(毎日の仕込み人員が確保できない)
- 人件費の高騰(仕込みにかかる時間とコストの圧迫)
- 労働環境の負担(硬い食材の串刺しによる手や指への負担、腱鞘炎のリスク)
- 品質のバラつき(刺し方によって焼きムラや見栄えに差が出る)
コジマ技研の串刺機は、これらの課題をボタン一つで解決し、「生産性向上」と「労働環境の改善(現場のDX)」を同時に実現します。
■ ブースの目玉:厨房サイズで大活躍する「ちびスケ」シリーズ
今回の展示で特に来場者の目を引いていたのが、ブース前面でも大きくアピールされていた卓上串刺機「ちびスケ」シリーズです。
大型の工場用コンベア機を導入するスペースがない店舗の厨房や、小規模なセントラルキッチン、スーパーマーケットのバックヤードに最適なコンパクト設計が特徴です。
- 卓上串刺機「ちびスケ5 MKT80」 パレット式の卓上モデルで、なんと1工程で同時に5本の串刺しが可能。1時間あたり約500本(目安)という高い処理能力を誇り、短時間で一気に仕込みを終わらせたい繁盛店やチェーン店に最適です。
- 卓上串刺機「ちびスケJr. MA102TS」 コンパクトながら、丸串の自動供給に対応した簡単操作モデル。手作業の重労働から解放され、誰が作業しても美しい仕上がりを維持できます。
■ うなぎの串刺しや量産に対応する「MYシリーズ」も実演
モニターでも紹介されていた「うなぎの串刺し」など、身が崩れやすく高度な技術が必要とされる食材にも対応。一工程で複数本の串を同時に刺せる「MY20マスター」などの万能自動串刺機は、ブロック肉や豚バラ、焼き鳥の量産まで幅広くカバーし、多くの食品製造関係者が熱心に足を止めてスタッフの説明に聞き入っていました。
■ まとめ:仕込みの効率化こそが、これからの店舗経営の鍵
FOOMA JAPAN 2026のコジマ技研ブースは、単に「機械を導入する」だけでなく、「職人の技術を守りつつ、過酷な労働から現場を解放する」という、これからの飲食・食品業界があるべき姿を提示していました。
「仕込み時間を短縮して営業時間やメニュー開発に注力したい」「人手不足でも生産量を落としたくない」とお悩みの経営者・工場責任者の方は、ぜひ一度コジマ技研の串刺機シリーズを検討してみてはいかがでしょうか。

食品製造業界の最先端テクノロジーが集結する「FOOMA JAPAN 2026」。その中でも、水産・食品加工機械の分野で圧倒的な存在感を放っていたのがニチモウ株式会社(NICHIMOU CO., LTD.)のブースです。
ブース内に掲げられた「原料処理から排水処理まで、ニチモウがお届けするソリューション」という言葉通り、食品工場の生産性向上、歩留まり改善、そして環境対策までを網羅する包括的な提案が多くの来場者の注目を集めていました。現地での展示の様子を詳しくレポートします。
■ 高精度・ハイスピード!定重量カットの決定版「B0RNCUT(ボーンカット)」
ブース前面で一際目を引いていたのが、高性能3次元定量スライサー「B0RNCUT(ボーンカット) BC225」の実機展示とデモンストレーションです。
魚のフィレや食肉ブロック、チーズなどの不定形な食材を、カメラやセンサーで瞬時に3次元計測。指定した「一定の重量(定重量)」になるよう、最適な厚みで超高速カットする最新鋭のマシンです。
- 圧倒的な歩留まり(ぶどまり)改善:食材の端材(ロス)を最小限に抑え、利益率を直撃する歩留まりを最大化します。
- 人手不足の解消と均一化:熟練の職人でなければ難しかった「重さを揃えたカット」を完全に自動化。誰が操作しても同じクオリティを維持できます。
- 多彩な食材に対応:水産加工だけでなく、食肉や加工食品の現場でも即戦力となる汎用性の高さが強みです。
■ 「原料処理から排水処理まで」を1社で完結できる強み
ニチモウの最大の強みは、カット機械のような「単体の省力化」に留まらない点にあります。
食品工場が抱える課題は多岐にわたります。
- 新鮮な原料を効率よく捌く「原料処理工程」
- 高精度にスライス・加工する「調理・加工工程」
- 衛生環境を保ち、環境基準をクリアする「排水処理工程」
これらをバラバラのメーカーで導入すると、ラインの連携やメンテナンスの窓口が複雑になってしまいます。ニチモウはこれらすべての工程において最適なソリューションを一気通貫で提供できるため、「工場のスマート化(DX)を丸ごと相談できるパートナー」として、多くの工場関係者から熱い視線が注がれていました。
■ まとめ:共同出展の「大英技研」とともに進める工場の最適化
ブースには「大英技研」のロゴも並び、食品機械のハードウェア面だけでなく、エンジニアリング視点での工場全体の最適化・効率化ソリューションが非常に具体的に提示されていました。
「歩留まりを改善して原材料コストを抑えたい」「工場の自動化を進めたいが、どこから手をつければいいかわからない」という製造責任者の方にとって、ニチモウのトータルソリューションは確実なブレイクスルーとなるはずです。
