こんにちは!先日、東京ビッグサイトで開催された食品業界最大の展示会「FOOMA JAPAN 2026」に行ってきました。
今回、数ある出展企業の中でも特に大きな注目を集め、見事に「第5回FOOMAアワード2026 特別賞」を受賞した、株式会社 品川工業所のブースを圧倒的リアルにレポートします!
品川工業所といえば、あんこや惣菜の撹拌調理機、そして「たまご焼成機」の国内トップメーカー。ブース正面に掲げられた「極めて上質のおいしさを求めて」という言葉通り、職人技の再現と、現代の工場が抱える課題(省エネ・労働環境改善)を最高レベルで融合させた素晴らしい展示でした。
1.「蒸気加熱式ロールたまご焼成機」の衝撃
ブースの主役として多くの人が足を止め、実演に見入っていたのが、今回のアワード受賞製品である「蒸気加熱式ロールたまご焼成機」です。
お弁当や惣菜、お寿司のネタとして欠かせない「厚焼き玉子」や「だし巻き卵」。これまではガス式の自動焼成機が主流でしたが、熟練の職人が焼くような絶妙な火加減の調整や、ガス火による工場内の温度上昇が大きな課題となっていました。
品川工業所が提示した答えは、加熱源をガスから「蒸気(スチーム)」へと完全シフトすること。これにより、油塗布から液卵の充填、巻き上げ、製品の取り出しまでを完全に自動化しつつ、従来の常識を覆す劇的なメリットを生み出しています。
2. 驚異の省エネデータ:熱量83%ダウン&コスト70%ダウン
ブース内のモニターやパネルで最も強いインパクトを放っていたのが、従来機(ガス式)と比較した圧倒的なコストパフォーマンスと環境性能の数値データです。
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消費熱量:約83%ダウン!(※ガス式の約8000kcal/hに対し、蒸気式は約1300kcal/h)
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エネルギーコスト:約70%ダウン!
【圧倒的な立ち上がりスピードと安定の加熱コントロール】 従来のガス加熱方式では、焼き始める前の準備(ケースの温度調整など)に30分〜40分の緻密な暖気運転が必要でした。しかし、この蒸気加熱方式であれば、蒸気気圧を正確にコントロールすることで「約1分」で焼成開始温度まで到達します。この圧倒的な立ち上がりスピードだけでも、毎朝の作業効率が劇的に向上することは間違いありません。
3. 抜群の作業環境改善(熱中症対策とサニテーション)
製造業の現場目線で最も素晴らしいと感じたのが、「工場環境の快適化(省エネ効果)」への配慮です。
ガス式の焼成機が並ぶ卵焼きエリアは、周囲に熱が放出されるため、夏場は特に過酷な高温環境になりがちです。エアコンをフル稼働させても追いつかず、働くスタッフの熱中症リスクや労働負荷が問題視されてきまし。
一方、今回の「蒸気加熱式」は密閉空間に蒸気を供給して熱交換を行うため、余分な放熱がほとんどありません。機械周辺の環境温度が大幅に改善され、クリーンで涼しい、まさに「衛生的で働きやすい快適な現場」をハードウェアの進化だけで実現しています。これぞ現代の食品工場が求める本質的な改善(カイゼン)だと強く実感しました。
まとめ:手焼き以上の美味しさを、これからの持続可能な工場へ
品川工業所のブースに掲げられた「極めて上質のおいしさを求めて」というコンセプトは、単なるスローガンではなく、最新のフードテックによって完璧に裏付けられていました。
職人が一本一本丁寧に巻き上げるような絶妙な層と食感を、全自動の「ロール式」で見事に再現しながら、熱量8割カットという圧倒的な環境性能を叩き出す。人手不足やエネルギー高騰に悩むすべての惣菜・食品メーカーにとって、今回の「蒸気加熱式ロールたまご焼成機」は、未来への投資として間違いなく最有力候補になるはずです。
伝統の味を守りつつ、現場をスマートに変革していく品川工業所の技術力。食品製造の次のスタンダードを体感できた、最高のブースレポートでした!

